「エトリヴィエール」と検索すると多くの方がたどり着くのが、フランスのメゾン「エルメス(Hermès)」が展開する人気バッグ・ベルトのラインです。本記事では、その名前の由来から代表的なバッグ3型、ベルト、ブランドの歴史的背景までを一次情報をもとに整理しました。

エトリヴィエールとは?フランス語で「鐙革(あぶみがわ)」の意味
「étrivière(エトリヴィエール)」はフランス語で、乗馬の鐙(あぶみ)を鞍に連結する革のストラップを指します。Wikipedia英語版「Stirrup leather」の項では、鞍に取り付けて鐙を下端で吊り下げる革と定義されており、騎手の乗降や姿勢保持に欠かせないパーツです。エルメスはこの馬具のディテールをハンドルやショルダーストラップ、留め具に転用し、同名のレザーグッズコレクションへと昇華させました。

バッグの代表ラインナップ3型と特徴
エルメス公式サイトでは、エトリヴィエールのバッグとして主に以下の3型が確認できます。いずれもゴエラン キャンバスとハンター カウハイドを基本素材とし、フロントに「H」を象る2つのアウトポケットや、長さ調整できるエトリヴィエール バックル付きハンドルが共通の意匠です。
- エトリヴィエール ショッピング バッグ:縦型カバ型。手持ち・肩掛け両用で、内側にゴエラン キャンバスのポケットを装備(型番例:H062304CKAO)。
- エトリヴィエール ポケット 27:内ポケット2つ・外ポケット2つを備えたコンパクトサイズ(型番例:H082769CKAA)。
- エトリヴィエール ポケット 35:ポケット 27の大型版で、書類やノートPCも収まる容量(型番例:H082768CKAB)。
1837年創業のメゾンが受け継ぐ馬具のDNA
エルメスは1837年、ティエリー・エルメスがパリのマドレーヌ寺院界隈に開いた馬具工房を起源とします(日本語版Wikipedia「エルメス」より)。ナポレオン3世やロシア皇帝ニコライ2世らを顧客とした高級ハーネスの製造技術が、現代のレザーグッズへ脈々と受け継がれています。エトリヴィエールはまさに、その「馬具メゾン」としてのアイデンティティを最も色濃く宿すラインといえるでしょう。

ベルト「エトリヴィエール 32」もメンズ定番
バッグだけでなく、幅32mmのリバーシブルベルト「エトリヴィエール 32」(型番例:H046231CK89075)も人気です。タウリヨン クレメンス レザーにメタルバックルを組み合わせ、Hディテールを配したオーセンティックなデザインで、スーツからカジュアルまで幅広く合わせられる定番アイテムとなっています。
参考情報
- Hermès公式サイト – All about the Etriviere Bag Collection(2026年5月5日参照)
- Wikipedia – エルメス(2026年5月5日参照)
- Wikipedia – Stirrup leather(2026年5月5日参照)


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