夏休みの宿題の定番「絵日記」は、子どもが嫌がることも多い課題ですが、言語力・表現力・思考力など複数の能力をまとめて伸ばせる貴重な機会です。ベネッセコーポレーションの専門家によると、絵日記には「言語学習の定着」「表現力の育成」「思考力の深化」という3つの重要な教育効果があります。この記事では、子どもの成長に絵日記が大事な理由と、親が実践できる具体的なサポートをまとめました。

絵日記が子どもの成長に大事な3つの理由
ベネッセコーポレーションの専門家は、絵日記には次の3つの教育目的があると指摘しています。
1. 言語学習の定着
学校で習った言葉や文字を実際に使うことで、知識がしっかりと身につきます。読むだけでなく「書く」という行為を通じて、語彙や表記の定着度が高まります。
2. 表現力の育成
自分の体験や感じたことを言葉にする練習は、他者へ伝える力の基盤を作ります。「楽しかった」で終わらず、情景や状況を具体的に描写する習慣が身につきます。
3. 思考力の深化
経験を振り返り、客観的に見つめ直すプロセスが考える力を養います。専門家は「考えを表現して他者に伝える練習になる」とその重要性を強調しています。
ベネッセが推奨する絵日記の書き方4ステップ

ベネッセコーポレーション(ベネッセ教育情報)が推奨する書き方は、次の4ステップです。
- 題材選定:「これを他の人に伝えたい」という気持ちを大切にし、心に残った出来事を選ぶ
- 心情の抽出:短い文や箇条書きで、その体験の中で感じたことをメモする
- 絵の作成:先に絵を描くことで「文章で書くべき内容をよりシャープに絞っていくことができる」(ベネッセ専門家)
- 文章作成:5W1H(いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように)を意識し、感情も加える。文字数は約100文字が目安
「書くことがない」と言われたときの親の対応法
子どもが「書くことがない」と言い出すのはよくあることです。ベネッセ教育情報によると、日常生活には「書く材料はたくさん潜んでいる」といいます。親がうまく質問を活用して、子どもが自分で気づくよう導くことが重要です。
たとえばベランダで朝顔を育てている場合、「花がいくつ咲いていたかな?」「何色だったかな?」と段階的に問いかけることで、子どもの発想が広がっていきます。また赤ペン先生(ベネッセ)の指導によると、「うれしい」などの感情語に頼るよりも、状況を具体的に描写することで表現の幅が見違えるほど広がるとのことです。

絵を描くのが苦手な子でもできるコツ
絵日記で多くの子どもが困るのが「絵を描くこと」です。絵の指導に詳しいあきやま先生(講談社コクリコ掲載)によると、「大きく形をとらえることが何より大切」であり、「基本さえおさえれば、実は誰でも上手に絵が描けるようになる」といいます。
たとえば動物を描く場合、ライオンなら「たてがみを目立つように」、キリンなら「長い首を強調する」、カバなら「大きな口をしっかり表現する」といった、各動物の特徴を大きく描くことがポイントです。「上手に描かなければ」という意識を手放し、特徴を大胆に表現することが、絵日記を楽しく続けるコツです。
参考情報
- ベネッセ教育情報 – 【小学生の絵日記の書き方】声かけやサポートのコツを専門家が解説(2026年06月20日参照)
- ベネッセ教育情報 – 絵日記・日記 書くテーマの見つけ方、表現を膨らませるためには?(2026年06月20日参照)
- コクリコ(講談社) – 「絵に自信がついた!」今からでも間に合う夏休みの絵日記のコツ(2026年06月20日参照)

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